
強さも広さも省エネも!幸せなわが家を
テクノストラクチャーってなあに?
部材の新発想と構造計算で実現
木と鉄で建てる 第三の工法。
木と鉄の複合梁「テクノビーム」と高強度オリジナル接合金具を使用し、さらに構造計算や耐震実験など、最先端の技術を導入した新工法「テクノストラクチャー」。「木か鉄か」という選択肢では得られない、木造と鉄骨造の両方のメリットを活かした、パナソニック独自の「第三の工法」です。

住まいを強固に支える木と鉄のハイブリッド工法。
縦方向の力にすぐれた強度を発揮する木材は「柱」として使用し、曲げやたわみに対して強度を発揮する鉄骨を「梁」に採用。 構造体にかかる様々な外力に耐えうる適材適所の材料選定により、木の家の弱点を強化した工法です。長期間の負荷で発生するズレやキシミ、たわみを抑え、住まいの信頼性や快適性を高めています。

間取りも環境も異なるから、すべての住まいで「構造計算」。
住まいの本当の強さは、柱や梁など部材の強さだけでは実現できません。地震や台風、豪雪など外部から加わるさまざまな力に対応できる住まい全体のバランスが何よりも大切なのです。 そこで私たちは、木造2階建て住宅には義務づけられていない構造計算を、一棟一棟すべての住宅で実施。388項目(多雪区域は440項目)におよぶ緻密なチェックをおこない、強度が客観的に実証された住まいだけをお届けしています。

テクノストラクチャー棟数部門「神奈川県NO1」
当社はパナソニック耐震住宅工法テクノストラクチャーの「ハウジングコンテスト2020」で「テクノストラクチャー棟数部門」において入賞いたしました。

パナソニック商品お買い上げ部門入賞!
当社はパナソニック耐震住宅工法テクノストラクチャーの「ハウジングコンテスト2020」で「パナソニック商品お買い上げ部門」において入賞いたしました。
安心快適な理想の住まいづくりに、パナソニックの「想い」と「技術」を結集。
テクノストラクチャー開発物語
システムキッチンやバスルームなどの設備機器から、内装材や外装材、エクステリア建材まで手掛けるパナソニックにとって、その「器」となる住まいの開発は大きな夢でした。日本には各地の風土に合った建築様式があり、それを熟知した住宅会社や工務店があります。パナソニックは、地域のそういったビルダーをサポートしながら、住まいのベースとなる工法を通じて良質な住宅を提供していこう―――――。そんな想いから、新工法のプロジェクトをスタートさせたのが、 平成5年(1993年)6月でした。
①木+鉄という新発想がすべての始まり
プロジェクトチームが最初に行ったのは、日本で用いられている住宅工法を調べ上げることでした。 その結果、最も多くのお施主様に望まれ、建てられているのは木造であると分かったのです。 同時に、在来木材住宅の技術を継承する熟練大工や、住まいの骨格となる良質な木材が 減りつつあるという事実も浮き彫りになり、開発の方向性は明確になりました。 日本の気候、風土に適した木造住宅の魅力を損なうことなく、新たな素材を導入して、 より高品質、高強度な住まいの実現できる工法。 そして熟練大工でなくても建てられる施工性に優れた工法を開発することです。 プロジェクトチームは「木造躯体の弱点を克服した工法」という発想をもとに連日検討を重ね、 「柱には圧縮強度の高い木材を用い、梁には曲げ強度の高い鉄骨を組み合わせる」という結論に達しました。
②信頼できる住まいのために・・・。
木と鉄による複合梁の採用とともに、開発の最重要テーマとなったのが 一邸ずつすべての住宅を対象とした構造計算のシステム構築です。 2階建て以下の木造住宅については、現在でも構造計算は義務付けられていません。 それは熟練大工の勘や経験で建てられてきた木造住宅は充分な信頼性が見込まれること、 木造住宅の構造計算には大変な手間がかかるためです。 形式認定*を受けることで構造強度の認定を受ける方法もありますが、 間取りの制約を受ける場合があります。 *住宅または住宅の一部についてあらかじめ審査し、一定の性能を有することを公約に認定・義務化するものです。
③かつてない邸別構造計算への挑戦
プロジェクトチームはあくまでも自由な間取りを優先し、 しかも熟練大工の不足に対応できる工法を目指してきました。 だからこそ、全邸の構造計算は必須条件であり、 何よりもパナソニックとして提案する以上、 科学的な裏付けは欠かせないと考えたのです。 住宅クラスの建築物ではほとんど使われることがない高度な構造解析システムによる強度確認は、 木造住宅では前代未聞のシステムであり、手さぐりになかで一つひとつ課題を解決しながら プロジェクトを組み上げていきました。 このプログラムこそが「テクノストラクチャー」ならではの緻密な「災害シミュレーション」へとつながっていくのです。 ようやく完成が見えてきた平成7年(1995年)1月7日早朝、 全半壊家屋25万棟以上という被害をもたらした阪神・淡路大震災が発生しました。
④震災、そして完成へ
「テクノストラクチャー」の最終試作棟が建った門真町も震度5の強度に襲われましたが、 無事を祈りながら駆けつけたスタッフが目にしたのは、 基礎のわずかなひび割れさえない無傷の試作棟でした。 住まいの耐震性能への関心が高まるなか、同年12月には震災のデータをもとに実物大の 住宅を用いた耐震実験を実施。 計5回の実験でも主要構造体や接合金属の損傷はなく、 新工法の強度が改めて実証されました。 震災をきっかけに新工法の完成を実感したプロジェクトメンバーには、 この工法を多くの人々に広めていきたいという想いが込み上げてきました。

鉄と木の複合梁「テクノビーム」
テクノストラクチャーでは、家を支える大切な梁に鉄と木の複合梁「テクノビーム」を採用。接合部も金具で強化し、ムクの柱の1.5倍の強度を持つ集成材柱でさらに耐震性を高めています。

丈夫で長持ち、構造部材の徹底強化
テクノストラクチャーは、工業化により安定した品質のオリジナル部材を採用。一棟一棟の住宅品質に差が生じないよう、金具ひとつひとつにまで細かな仕様を規定します。

実大振動実験で震度7をクリア
テクノストラクチャーによる住宅は、阪神大震災クラス(震度7相当)のゆれを5回にわたって加える振動実験もクリア。激震に耐えうる高い構造強度が立証されています。
ハウジングコンテスト2020にて2部門受賞
木造住宅の常識を超えるオープンで自由な空間を実現する。

